イオンシネマは、壁いっぱいの大スクリーンや迫力ある音響設備などが充実し、まるで作品のなかに入り込んだかのような臨場感が楽しめる映画館。昨年、イオンシネマで働く皆さんでつくるイオンエンターテイメント労働組合が誕生し、UAゼンセンで初めて映画産業の組合が仲間になりました。仲間達は、映画をつうじて暮らしを彩り、最高の感動を届けています。イオンシネマの魅力や今春公開の注目の作品などを紹介します。ぜひ、進化する劇場で極上の映画体験を楽しんでください。

【トップ写真】イオンシネマ浦和美園の皆さんとイオンエンターテイメント労働組合の久保尊明委員長(右端)。左端が、田澤省吾総支配人(副委員長)

イオンシネマの魅力 1

イオンシネマは、イオンモールなどのショッピングセンター内に多く出店し、買い物や食事をしながら映画鑑賞が楽しめるところが大きな魅力。前身はワーナー・マイカル・シネマズで、第1号劇場の開業から昨年30周年を迎えた。2013(平成25)年にイオンエンターテイメントに生まれ変わり、劇場名も「イオンシネマ」として歩み始め、現在、北海道から九州まで95劇場、813スクリーンを展開している。劇場数・スクリーン数ともに国内最多を誇る。田澤省吾副委員長が総支配人を務めるイオンシネマ浦和美園店を訪ね、進化する劇場の魅力についてうかがった。


埼玉高速鉄道・浦和美園駅から歩いてすぐのイオンモール浦和美園。3階にイオンシネマ浦和美園が広がり、11あるスクリーンでは、さまざまな作品が上映され、幅広い年齢層のお客さまが利用している
イオンシネマの魅力 2

「これからは同じ映画でも全く感じ方が違う最新鋭のIMAX®シアターでの鑑賞がおすすめです」と話す田澤副委員長。IMAXは、劇場の設計からプロジェクション、音響までカスタマイズされた世界最高峰の没入型映画体験を提供するシアターで、圧倒的な臨場感を味わえるとのこと。イオンシネマでは現在、全国10劇場に導入しているそうで、国内保有数はナンバーワン。また、イオンシネマでは全国の劇場で3D上映に対応しており、3D作品も楽しんでもらえる環境を整えている。オリジナルの上映設備も充実していて、極上の映画体験が味わえる。

※各設備については、劇場により異なります。

迫力の映像とクリアなサウンドが体験できる「ULTIRA」や、映像のシーンやアクションと連動して座席が動く「D-BOX」など独自のシステムを導入し、驚きと感動を届けている
IMAXは、「映像」「音響」「劇場」の要素をIMAX社の独自技術で、これまでの水準を超える没入型映画体験を提供するシアター。まるで映画のなかにいるような一体感を体験することができる。
※IMAX®は、IMAX Corporationの登録商標です。
イオンシネマの魅力 3

イオンシネマでは、安全・安心な環境で映画を楽しんでほしいと、コロナ禍の2020年8月から独自の空気浄化システムの導入を進め、現在87劇場に設置。劇場内をきれいな空気で満たし、快適な環境で映画が鑑賞できる。また、座席の両側にパーテーションを配し個室感がある「アップグレードシート」を導入(一部店舗)。通常の座席より広く、隣を気にせずに映画に集中できるため大人気となっている。「鑑賞料金にプラス500円で、ワンドリンクも付くためお得で、このシートから売れていきます」と、田澤副委員長は微笑む。きれいな空気のなかワンランク上のシートで映画を楽しむことができる。

アップグレードシートを紹介する田澤副委員長(写真上)。イオンシネマ浦和美園には、鑑賞料金にプラスワンドリンク代500円で専用ラウンジやバルコニー席が利用できる「ゴールドクラス」という特別席も完備(3番スクリーン・写真右下)し、特別なひとときを提供している 独自の空気浄化システム“トレイン・トリプルエアシールド®”で、つねに劇場内の空気を清潔に保つ
イオンシネマの魅力 4

映画の鑑賞料金(一般)は、全国的に2000円が標準になりつつあるなか、イオンシネマは1800円をキープし、おサイフに優しい。また、毎週月曜日は1100円になる「ハッピーマンデー」(一部劇場では毎週水曜日の「サンクスデー」)や、毎月1日が1100円になる「ハッピーファースト」、55歳以上なら毎日1100円になる「ハッピー55」などのお得なプランを取り揃え、映画を気軽に楽しめるさまざまなサービスを展開している。「お客さまに最高のエンターテイメントを届けることを心がけています。ぜひ劇場にお越しください」と、田澤副委員長は笑顔で語る。

映画といえばポップコーン!。フード&ドリンクコーナーでは手作りのポップコーンを販売し人気となっているそうだ
オンシネマの魅力 5

イオンシネマでは、映画館を貸し切ってさまざまなイベントが行える「シアターレンタル」を実施しています。映画上映用の映像や音響が使用でき、座席もスタジアム形式のためスクリーンが良く見え、参加者がストレスなくイベントを楽しむことができると好評です。参加人数に合わせた会場設定も可能です。組合や社内のセミナー、研修会、レクリエーションなどに、ぜひ、ご利用ください。

シアターレンタルのお問い合わせ

イオンエンターテイメント労働組合 久保尊明委員長まで
Mail:t.kubo@aeonent.jp

UAゼンセンでは一昨年の大会から昨年の大会までの1年間に、25組合1分会・1万201名の新しい仲間を迎えた。イオングループ労連イオンエンターテイメント労働組合もその一つで、映画産業の労働組合が仲間になったのはUAゼンセン初。昨年9月のUAゼンセン第12回定期大会では、新加盟組合を代表して久保尊明委員長が挨拶を行い、「より良い労働環境の構築に努めたい」と決意を語った。久保委員長は大会をつうじて、UAゼンセンに多くの産業の仲間が結集していることに驚くとともに、なじみのあるサービス業などの労働組合が加盟していることに親しみを覚えたという。幅広い声が集まる組織だと実感したそうだ。また、「UAゼンセンの活動に積極的に参画していきたい」と思いを新たにしたそうだ。

昨年のUAゼンセン定期大会で、新加盟組合を代表して決意を語る久保委員長。緊張していたそうだが、堂々と決意を述べる姿に大きな拍手が寄せられた

「働く私達も会社も労働組合の必要性を感じていたなか、会社が制度の見直しをはかるタイミングで組合結成へ動き出しました」と、振り返る久保委員長。立ち上げメンバーに選ばれた久保委員長は、三役や中央執行委員を担ってくれる仲間を集め、加入活動をスタート。コロナ禍でWebによる職場集会を連日行い、イオングループ労連のサポートもあり加入活動は順調に進み、1900名が加入したそうだ。昨年2月に躍進大会を開催し、イオンエンターテイメント労働組合は船出した。全国に7支部を設け、中央執行委員会を毎月開催し活動を進めている。仲間の声を経営側にしっかり届け一層働きやすい職場をつくる労働組合を目ざし、奮闘している。