居酒屋女子が仲間のお店を紹介

今回の孤独のグルメは、食いだおれのまち・大阪を舞台に拡大版でお届けします。大阪の街と居酒屋をこよなく愛する女子が、2組合の居酒屋4店舗を2回に分けて紹介します。忘年会、新年会シーズンを迎え、仲間の居酒屋一覧も掲載しています。ご利用ください。

新鮮なすしと日本酒でうっとり

六井さん(左)と北村さんはおいしい和食と酒を求めてここにたどり着いた

北村朋子さんと六井若菜さんはウマが合い、おいしい居酒屋を求めてよく一緒に出かける。今夜は和食で盛り上がろうと、大阪駅近くの『ニューすしセンター堂山店』を訪れた。店内はカウンターとテーブル席があり、一人でもグループでもくつろげそう。手書きメニューにぬくもりを感じる。
竹村英樹店長にオススメを聞くと「堂山魚盛り」とのこと。やってきたのはマグロやハマチ、イクラなどの豪華な盛り合わせ。1100円のお手ごろ価格がうれしい。おいしい料理にはおいしいお酒をと、広島の地酒「雨後の月」を試した。辛口で刺身に合う。続いてすしを注文。上マグロはほどよい脂の甘みを感じる。珍味のにんにくビンタはマグロほほ肉とニンニクが絶妙にマッチしている。生うにを食べる六井さんは「幸せ〜」と、うっとりした表情に。

相澤泰裕料理長

おいしい料理に会話も弾む

北村さんは水槽の車エビに興味津々。竹村店長に頼むと、エビをすくって調理してくれた。口に入れると“ぷりっぷり”な食感がたまらない。「あん肝ポン酢」「子持ち昆布あて」「生たこ塩ごま油」…と新鮮な料理に舌鼓を打ち続ける。香り豊かな「茶わん蒸し」や味の染みた「牛すじ大根」は、体を温めてくれた。
二人はフィナーレの一品を相談し、「シャーベットサワー」に決定。期待どおりサワーの上にシャーベットが載っていて「お酒とデザートを一緒に楽しめて最高!」。おいしい料理やお酒と楽しい会話を堪能した北村さんと六井さん。「まだまだ奥が深そう。また来ようね」と顔を見合わせて微笑んだ。

肉汁飛び出る餃子でサワー

レモンサワーが大好きな高橋さん(左)と宴会好きな坂さん。「今夜は二人で楽しんじゃいましょう」

高橋奈緒美さんははやる気持ちを抑えながら坂うららさんを連れて二階の店内に。サラリーマンの元気な笑い声が響いている。「どうぞこちらへ」。与村一颯さんが笑顔で案内してれた。「生絞りレモンサワー」はアルコールの強さや甘さが選べる。二人が自分好みのレモンサワーを頼むと藤原美來さんが笑顔で届けてくれた。「乾杯!」。国産の黒潮レモンを使ったサワーは香りが良くのど越しもさわやか。無料の「鬼おろしポン酢」は、盛りもりの粗目の大根おろしで、これだけでつまみになりそう。
清水将人店長にオススメを聞くと「看板メニューの餃子と唐揚げはぜひ」とのこと。「つまみ餃子」はこんがり焼けた極薄の皮がパリッとして中のキャベツはシャキシャキ。「肉汁餃子」にハフハフしながらかぶりつくとプシュッと皮が破れ、ジュッワーと肉汁が勢いよく飛び出てきた。香り良し味良し。鶏唐は届いた瞬間にその大きさに驚く。外はカラッと、中はジューシーでやわらかく「食べ応え十分です!」。

肉に野菜、デザートまで堪能

食と会話の勢いが増す二人のレモンサワーはメガサイズに。健康を気遣い「冷やしピーマン」を注文し、自家製肉味噌をつけてカプリ。「ピーマンってこんなにおいしいんだ」と顔を見合わせた。刺し盛りを頼むと近江牛や種鶏などを盛った大皿を“かいちゃん”が笑顔で届けてくれた。やわらかな食感が心地よく生肉の甘みが舌を覆う。
「あったまろうよ」と高橋さんが「大鍋煮込み」を注文。角煮や大根は箸がすっと通るほどやわらか。寒さが増すこれからの季節にありがたい。〆はデザートで。生クリームたっぷりの「まるごと苺アイスのタルト」を目と舌で楽しみフィニッシュした。

刺し盛りを届ける〝かいちゃん〟。「近江牛がおいしいですよ!」
トラオムは1998年大阪市住吉区にフランチャイズで焼鳥居酒屋『鳥貴族』を初出店。以来、今回紹介した『ニューすしセンター』や『しんちゃん』など、オリジナルブランドの拡充にも注力し、飲食に関わるさまざまな事業を展開する。佐藤研委員長を中心とするトラオムユニオン(大阪市浪速区・380名)は働く仲間のために休日数などの労働条件向上に取り組む。