昨年の春以降、物価がじわじわと上がり、10月には40年ぶりに3%を超える上昇となりました。これはコロナ禍から経済が回復し、需要が拡大していることに加え、ウクライナ情勢によるエネルギー・穀物供給不足や円安の影響によるものです。近年にない物価高騰のなか、組合員の生活を守るため、UAゼンセンは2023労働条件闘争を開始します。今号では、闘争への意気込みや期待にあふれた標語・イラスト作品を紹介します。仲間の思いをしっかり「要求」に反映し、必ず「成果」を上げましょう。

2023労働条件闘争標語&イラスト入選作品

2023労働条件闘争をスタートするにあたり、「2023賃金闘争」と「ポストコロナへ向けた働き方の改善」の標語・イラストを募集したところ、148組合から2627点の作品が寄せられました(昨年に比べて80組合・約800作品増加)。ありがとうございました。最優秀・優秀作品に加えて、本誌が選んだ入選作品を紹介します。

*最優秀作品によってポスターを作成し、各組合にお届けします。

2023賃金闘争 最優秀標語

物価高 いまこそ団結 賃上げへ

カネボウ労働組合クラシエ東日本支部 松尾 知彦 さん

2023賃金闘争 最優秀イラスト

アークランズ労働組合
高島 直樹 さん

ポストコロナへ向けた働き方の改善 最優秀標語

デジタルで広がる 働き方の多様性
広がる仕事の可能性

ヤマモリ労働組合 余語 正徳 さん

ポストコロナへ向けた働き方の改善 最優秀イラスト

アルペン労働組合
小川 丈治 さん

制度昇給などの賃金体系維持分+物価上昇分+格差是正分
6%の賃金引き上げを目ざす!

UAゼンセンは1月18日午後、大阪市内で第11回中央委員会を開催し、2023労働条件闘争方針を満場一致で決定しました。(物価高騰を上回る賃上げを【2023労働条件闘争スタート】)消費者物価が3%近く上昇し、実質賃金が減少している現実を重く受け止め、2023賃金闘争の要求の考え方として、制度昇給などの賃金体系維持分に加えて4%程度、合計6%程度の賃金引き上げを目ざすこととしました。各組合は2月20日までに要求書を提出し、会社と交渉に入ります。職場全体で闘争に参加しましょう。