「Kampoful Life(カンポフルライフ)」の人気コンテンツ「薬膳レシピ」のなかで、スーパーでそろう食材でつくる薬膳料理を紹介している槇玲(まり)先生に、いまの季節に取り入れたいレシピを紹介していただきました。

6月は本格的な梅雨の季節を迎えます。この時期に特有の「湿気(湿邪)」は、胃腸の働きが弱りやすく、消化吸収に影響が出たり、体が重だるい、食欲がわかない、頭がぼーっとするといった不調が現れやすくなります。もし、そういった不調が起こったら、体内に余分な水分が溜まっているサインかもしれません 。東洋医学では、湿気によって胃腸が疲れると、エネルギーである「気」を十分に作り出せなくなると考えます。今月は、体内の余分な湿気を追い出し、胃腸を健やかに保つ食材を意識して取り入れることで、ジメジメした季節を軽やかに乗り切りましょう。

梅の酸味は体を引き締め、「気」を内側につなぎとめてくれます。唾液を出して消化を助け、栄養をしっかり吸収させます。菌の繁殖を抑える作用もあり夏にぴったり。
ささみの梅巻きギョウザ


梅干しは、汗とともに漏れ出やすい「気」をカラダにつなぎ止め食欲を増進。わさびは「気」を巡らせ、湿気による重だるさを吹き飛ばしてくれます。さらに鶏肉と長芋で弱った胃腸を労わり、元気をチャージ。
材料【24個分】
- 鶏ささみ 6本
- 長いも 300g
- 青じそ 24枚
- 梅干し 大4個
- 餃子の皮 1袋(24枚入り)
- ごま油 大さじ2
<A>
- 粗塩 小さじ½
- 練りわさび 小さじ2
- こしょう 少々
<たれ> しょうゆ、酢 適宜
作り方
- 鶏ささみは縦半分にカットし、さらに長さを半分にカットしてAをもみこみ、10分置きます
- 長いもは皮をむき、厚さ1cm・長さ5cmのスティック状にカットします。梅干しは種を取り除き、包丁でたたいてペースト状にします
- 餃子の皮に青じそをのせ、手順1と2のささみ、長いも、梅干しをのせます。餃子の皮の上の部分に水をつけ、空気を抜きながら巻きます
- フライパンにごま油大さじ1を入れ、餃子の半量を、巻き終わりを下にして並べ、中火で1分ほど焼きます。焼き色がついたら裏返して水100mlを入れて蓋をし、3分蒸し焼きにします
- 蓋を開けて強火にし、水分を飛ばし、こんがりと焼き色がついたら完成です。

薬膳料理研究家/管理栄養士 槇玲(まり)
家庭薬膳のパイオニア。みずからも薬膳と出会い、長年悩んだ体調不良とアレルギーを食のチカラで克服した経験を持つ。


