岡山県の自然豊かな丘陵に建つUAゼンセン中央教育センター「友愛の丘」が5月29日に50周年を迎えました。今月号は、半世紀にわたって労働組合のリーダーをはぐくみ、仲間達の交流を見守ってきた「友愛の丘」を大特集します。創設の思いを大切に受け継ぎ、充実を続ける姿を紹介します。





本館と向かい合って建つスクラムホール(体育館)。実技トレーニングやレクリエーション、懇親会などに活用されている
民主的労働運動のリーダーをはぐくむ ― 日本の労働界最大の教育施設

1972(昭和47)年、当時の全繊同盟は民主的労働運動を進めるうえでリーダーの育成が重要と考え、第27回定期大会で独自の教育施設を建設する方針を決定しました。歴史的建設プロジェクトの記録映像をひもとき、完成までの道のりを振り返ります。

私達の教育施設を私達の手で友愛の丘は連帯のシンボル
教育施設建設委員会は、全国20数カ所の候補地を調査した結果、岡山県のなかほどにある建部町福渡に内定。1974(昭和49)年5月の中央委員会で、19万平方メートル(約6万坪)の山林の購入を決定した。着工にあたっては無事故・無災害、自然環境の保護、そして工事に携わる人達もまた働く仲間であることを胸に刻んだ。
教育施設の建設は全繊同盟の30周年記念事業として進められ、費用は当時の50万組合員のカンパがあてられた。定礎式では、全繊同盟創立以来30年の歴史資料が定礎箱の中に納められた。
着工から1年2カ月、延べ4万4000人が携わり、無事故・無災害のうちに工事は完了。徹底した環境対策により、アユの放流で知られる清流・旭川に1滴の泥水も流すことはなかった。



リーダーの決断と、それを支えた加盟組合の理解
50万組合員の10年に及ぶカンパ金で建設が実現


創立50周年記念式典を開催

唯一無二の「友愛の丘」を守り継ぐ

中央教育センター・友愛の丘開校以来50年、初代・矢田彰総主事から現・浅川淳センター長まで11氏が、何千、何万という労働組合のリーダー育成に情熱を注ぎ、施設の運営・管理に知恵を絞ってきた。「世界の労働組合のなかで唯一無二の教育施設である友愛の丘に誇りを持ち、守り継ぐ責任が私達にはある」と、浅川センター長は力を込めた。


連帯の心をはぐくむ教育活動の大切さ
時代の変化によって労働組合の運動の質も当然変化するものである。しかし、変えてはならないものもある。それは労働運動の基本にかかわるものであろう。
労働組合の生命は「団結や連帯の心」である。この意識を高めるのは教育活動のほかにない。「運動の歴史」「運動の基本」「組織運営の基本」を学ぶことによって労働運動の思想が明確になってくるのである。思想がしっかりしていれば、なにものにも動じない力となる。それは組織強化のための教育をしっかり行うことに尽きる。
第四代センター長 故・大星輝明
「友愛の丘」はUAゼンセン組合員194万名のもの
「友愛の丘」を支える役職員と名物紹介
友愛の丘には23名が働いています。宮園真理子トレーナー作成の紹介動画をご覧ください。







手づくりの食事でおもてなし





