職場の仲間に田村まみ組織内参議院議員を広めるために力を注いでいる職場リーダーを紹介しています。今号はパートタイム組合員が活躍している原信労組(新潟県・組合員6600名)の事例です。

新潟県 原信労働組合 吉田 智子中央執行委員

吉田智子中央執行委員(左)に、日ごろの周知活動に対するねぎらいと感謝を伝える田村まみ参議院議員

田村議員の活躍をくり返し伝える

JR長岡駅から車で15分、雪が降り積もる「原信宮内店」を訪ねると、吉田智子さんが温かな笑顔で迎えてくれた。

原信は、新潟県を中心に長野県、富山県に食品スーパーを68店舗展開している。店舗で働いているメンバーの大半はパートタイマーの仲間達で、「職場では、パートタイマーをパートナーと呼んでいます。私もパートナーの一人です」と微笑む吉田さん。勤続23年で宮内店ひと筋に歩んできたベテランパートナーだ。労働組合では2014年から中央執行委員を務め、パートナー対策部を担当。長岡エリア・12支部をまとめる議長としても活躍している。日ごろは、宮内店支部の役員と連携し、店舗で働く仲間約200名に田村まみ組織内参議院議員の支援を広げる活動に励んでいる。

長年地域で愛される宮内店(撮影:川村勇祐店次長)

昨年12月、田村議員が店舗を訪れることが決まった。吉田さんは田村議員を迎えるにあたり、“なぜ田村議員を応援しているか”ということを改めて周知することにした。勤務時間が異なり直接話しができない仲間もいるため、グループLINEを利用して案内した。具体的には私達と同じ小売業の出身で、働く仲間の声を国会に届け、労使で解決できない問題を政治の場で解決してくれる“私達の代表”であること。田村議員が声を上げ続けてくれたおかげで、カスタマーハラスメント対策や年収の壁の問題が国政の場で大きく取り上げられるようになったことなどを伝えた。

当日は、皆、田村議員を大歓迎。適切な価格転嫁の推進や医療・介護従事者の処遇改善などにも取り組んでいることを聞き、一層心強く感じたそうだ。

気持ち良く働ける職場づくりへ

原信労働組合では約40年前からパートタイマーの組合員化に取り組み、組合活動への参画を進めてきた。現在、組合員6600名のうち、5200名がパートナー組合員。矢島良彦委員長は、「社員は頻繁に店舗を異動するため、職場や地域を良く知るパートナーの仲間の参画は必要不可欠です」と語る。

現在、77支部(店舗のほか物流センターや本社を含む)を9エリア・25ブロックに分け、パートナーの執行委員3名と特別執行委員14名がエリアやブロックのリーダーを務め、活動を推進している。

さらに、各店舗にパートナー委員を2名配置し、働きやすい環境整備に取り組んできた。成果として、エリア内で人員をカバーする体制が進み、年間の有休取得率は90%を達成した。そのほか、ブロックでは、なんでも話せる場としてパートナー懇談会(年1回)の開催や、体験型の交流会などを実施し、仲間のつながりを深めてきた。

また、組合ではパートナーの仲間の声を受け、寒さ対策に取り組み、店内でダウンやカーディガン、巻きスカートなどの着用が認められて、仲間達にとてもよろこばれているという。

宮内店支部の事務局を務める川村店次長(右)と連携し、パートナー組合員に田村議員の活躍を伝える。下は吉田さんを囲む大野健太郎書記長、矢島良彦委員長と宮内店の仲間達(右から)

パートナーの仲間は1日6時間で働いているメンバーが多く、社会保険料を労使が折半で支払っている。矢島委員長は「税と社会保障の一体改革を国政の場で進めてほしい」「経営側も政治に力を入れ、労使が一緒になって取り組みを進めるべき」と提起する。

また、「不在者投票の制度を改善してほしい」と話す。現行の制度は名簿登録地の市区町村の選挙管理委員会から事前に投票用紙などを取り寄せなければならず、転勤が多い社員にとって手間暇がかかり、公民権行使のネックになっているという。「UAゼンセンの重点政策のなかでもインターネット投票および電子投票の実現を掲げています。まずは、だれもがどこにいても最寄りの投票所で投票できる制度変更に取り組んでほしい」と田村議員に期待を寄せる。

「田村議員の再選へ向け、力を尽くしていきます」と、矢島委員長は力を込めた。

やり甲斐の持てる職場を目ざして

カラーコントロールを学び、売り場を飾る吉田さん。華やかなひな祭りのお菓子コーナーはお客さまに大好評

吉田さんの勤務時間は午後2時~9時。
「労働組合は自分を必要としてくれる場所。新しい世界を経験させてくれる」と話す。「吉田さんに任せて良かった」という矢島委員長の言葉が最高のモチベーションになっているそうだ。それだけに、皆が楽しく仕事ができ、やり甲斐の持てる職場を目ざし、組合活動・政治活動に一生懸命取り組んでいる。

現在、支持者カードは目標の104%に達しているが、自分達のために国政の場で奮闘してくれている田村議員のために「さらに多くの仲間や家族、友人に支援の輪を広げていきたい」と吉田さんは語った。

【田村まみ組織内参議院議員 プロフィール】 
1976年生まれ。1999年、ジャスコ(現・イオンリテール)に入社。2006年組合専従(中央執行委員)。2019年7月の第25回参議院議員選挙(比例代表)で初当選。厚生労働委員会、予算委員会、消費者問題特別委員会、政治倫理審査会などに所属。本年7月実施の第27回参議院議員選挙(比例代表)の組織内候補者として、働く仲間の声を聴きながら、政策実現にまい進中。