貞山運河群復興「桜」植樹会
ことしで最後となる活動に参加
UAゼンセンが行っている東日本大震災復興・創生支援の一つとして毎年10万円分の桜の苗木を提供し、宮城県支部を中心に植樹ボランティアとして参加していた宮城県主催の貞山運河群復興「桜」植樹会。宮城県の復興事業がおおむね完了したことから、ことしの植樹をもって終了することになりました。
宮城県には400年の歴史を持つ日本一長い運河群(貞山運河、東名運河、北上運河)があります。周辺の松並木と調和した運河群の景観は、多くの人達に愛されてきました。しかし、運河群は東日本大震災による津波によって全長49キロにわたり壊滅的な被害を受けました。そこで、宮城県と沿岸市町が復興事業の一環として、復興のシンボルになるよう、運河沿いに桜の植樹を展開。それが貞山運河群復興「桜」植樹会です。昨年までに10カ所、約800本の桜が植樹されました。
UAゼンセンはこの事業に賛同し、2016年度に参画。以来、コロナ禍で実施できない年度もありましたが、昨年までに40本の桜の苗木を寄付し、21名の植樹ボランティアが参加しました。
最後となることしは、3月18日に東松島市大曲地区の南北上運河沿いで実施。宮城県支部加盟組合・書記局5名と運動推進局1名の計6名が植樹に参加しました。雨天のなか、ボランティアや地域住民を含む総勢約百人で、潮風に強いオオヤマザクラ48本を復興への願いを込めて最後の植樹をしました。
オイスカ海岸林再生プロジェクト
クロマツの成長へ向け仲間が協力
UAゼンセンは、東日本大震災からの復興・創生へ向けた支援活動の一つとして、オイスカの「海岸林再生プロジェクト」に取り組み、2014年以降、これまでに延べ1289名のボランティアを派遣。保安林としてのクロマツ海岸林の重要性を理解しながら植栽・草刈り・溝切り等のボランティア活動を行っています。本年の1回目は、4月1日に加盟組合・事務局含め10名で実施。クロマツが成長し防災林としての防潮機能を発揮するために必要な調整伐の現地を見学し、成長するために必要な、溝切作業を行いました。
ことしは、さらに5回ボランティア活動を行います。海岸林が震災前のような機能を取り戻すには年月を要しますが、しっかりと海岸林の重要性を伝え、ふたたび生活のインフラとして高潮防備、防霧、防風等の機能を発揮できるよう、全国の仲間の協力のもと、引き続きボランティア派遣を行っていきます。