働く仲間の笑顔のために

「政治」や「政治家」と聞くと、自分とはかけ離れた遠い世界のように感じるかもしれませんが、UAゼンセンには私、田村まみをはじめ、働く仲間の課題を解決する身近な国会議員や地方議員がいます。4月には統一地方選挙が実施されます※。ぜひ「政治」に目を向け、一緒に社会や地域を変えていきましょう。

※一部地域は7月以降に実施。

【国会の小窓】パートの仲間の「年収の壁」問題に突破口!岸田総理が「制度の見直し」を明言

2月1日、衆議院予算委員会の質疑において、岸田文雄内閣総理大臣は「いわゆる『年収の壁』、とくに『130万円の壁』について幅広く対応を検討し、制度を見直す」と明言しました。これは「年収の壁」の解消へ向けた大きな一歩です。
川合孝典組織内参議院議員と私は以前から、パートタイマーの仲間の就業調整の要因になっている「いわゆる『年収の壁』を解消し、働き方に中立な税・社会保障制度を構築する必要がある」と訴えてきました。昨年3月2日の参議院・予算委員会では、川合議員と共同で質疑を実施。「地域別最低賃金の引き上げなど、就業環境の大幅な変化に合わせ、税・社会保障制度を見直すべき」と強く求めました。これに対し、岸田総理大臣は「同じ問題意識を持っている。制度の改修に取り組んでいきたい」と答弁を行っていました。
私達の質疑が、政府の政策を“先導”し、大きな突破口になりました。引き続き、「年収の壁」の解消、働き方に中立的な税・社会保障制度の実現に全力で取り組んでいきます。

昨年3月の国会質疑が「年収の壁」解消へ向けた政策を先導した
【「130万円の壁」とは?】
配偶者に扶養される短時間労働者などに関し、年収が130万円を超えると、扶養から外れ、社会保険料の負担が生じる。短時間労働者がこの範囲内で働く「就業調整」につながることが指摘されている。

【NEWS】地域の課題を共有し国政につなげる
組織内・準組織内地方議員との情報交換会開催

Zoomをつうじ、約80名の国会議員と地方議員が意見交換を行った

2月10日、UAゼンセンはZoomで、組織内・準組織内国会議員と地方議員ら約80名をつなぎ、情報交換会を開催しました。今回で5回目となる情報交換会では「自治体における物価高対策」と「現在、取り組みを進めている地域課題」の2つをテーマに、各自治体の取り組みが共有されました。
さらに、参加した地方議員からは「地球温暖化の影響で、水産資源が減少している。実態把握を含め、国の支援をお願いしたい」と、国政に対する提言がありました。今後、関係省庁に実態把握の有無を確認し、支援の具体化につなげていきたいと思います。
地域の課題は国政とつながっています。今後もUAゼンセンの組織内・準組織内議員のネットワークを生かし、政策実現に取り組んでいきます。そのためにも本年4月の統一地方選挙は重要です。仲間の議員を増やし、UAゼンセンが目ざす政策を実現していきましょう!。

【田村まみ組織内参議院議員 プロフィール】  
1976年生まれ。1999年、ジャスコ(現・イオンリテール)に入社。食品スーパーのマックスバリュでデイリー部門(豆腐や納豆)ひと筋に勤める。2006年組合専従(中央執行委員)。2019年7月の第25回参議院議員選挙(比例代表)で初当選。厚生労働委員会、予算委員会、消費者問題特別委員会などに所属。働く仲間の声を国政に届け、着実に成果を上げている。