2024賃金闘争では、既報のとおり、物価上昇を上回る〝より高い〞賃上げの実現を目ざし、中小組合を含めて“より広く”力強い労使交渉を展開しています。
UAゼンセン結成以降、〝過去最大〞の成果を獲得したAグループ(集中回答日3月13日)に続き、中堅・中小労組を中心としたBグループ(同3月21日)も粘り強い交渉を展開。その結果、Bグループの集中回答日終了時点でも、依然“UAゼンセン過去最大”の成果となる高い妥結水準を維持しています。
22日午前10時時点で、2024賃金闘争に参加する1771組合のうち、202組合(組合員数で87万名強)が妥結に至りました。
賃上げ額・率ともに 前年を大幅に上回る
正社員(フルタイム)組合員は181組合で妥結しました。
このうち、半数超の91組合で満額回答(うち24組合は満額超)を獲得しました。妥結総合計の加重平均(組合員一人当たり)は1万7949円(5・87%)となり、うち、賃金引き上げ分(ベア等)の加重平均は、1万2537円(3・97%)となりました。
【9年連続】パートの賃上げが正社員を上回る
契約社員も大幅賃上げを実現
UAゼンセン組合員の約6割を占める短時間(パートタイム)組合員の賃上げは126組合で妥結しました。
妥結総合計は加重平均で70・3円(6・41%)を獲得し、前年同時点の61・2円(5・84%)を大幅に上回っています。
また、これは同時点において9年連続で正社員の引き上げ率をも上回る結果となっており、雇用形態間の格差是正がさらに前進しました。
一方、契約社員組合員の賃上げは27組合で妥結しました。妥結総合計の加重平均は1万5301円(6・71%)となり、これも正社員組合員の賃上げ率を上回るとともに、前年を7126円(3・06%)上回る成果を獲得しました。