UAゼンセンは東日本大震災からの復興・創生へ向けた支援活動の一環として、「桜ライン311 桜の植樹プロジェクト」「レッドカーペット・プロジェクト」に、継続してボランティアを派遣しています。仲間達が直近で取り組んだ活動の様子や両プロジェクトの現状や今後の展望についてお伝えします。

仲間達が心を一つに植樹

桜ライン311「桜の植樹プロジェクト」

"大切な人を守りたい"皆の思いが2420本の桜に

桜ライン311の指導のもと桜の苗木の植樹に取り組んだ参加者の皆さん

NPO法人の桜ライン311が行う「桜の植樹プロジェクト」は、岩手県陸前高田市内の東日本大震災による津波最大到達地点を結ぶ総延長170キロメートルに10メートル間隔で桜を植える活動です。陸前高田にふたたび同じような津波が発生したとき、自分と自分の大切な人を守るための避難の目印になることや震災の教訓を後世に伝承することを目的としています。これまで2420本の桜を植樹しました。

3月27日、UAゼンセンとしてはことし1回目となる植樹活動に、事務局を含む計24名が参加しました。

5名1組になり心を合わせ、ていねいに桜の苗を植えていった

「桜は日本人にとって特別な花。だからこそ、春に咲くたびに『ここまで津波が来たんだ』と思い出してもらえるのでは…」。プロジェクトにかける岡本翔馬代表の思いです。

桜の苗木の植樹状況を示す地図(2025年3月現在)。津波最大到達地点を結ぶ総延長170キロメートルに桜を植えていく。朱色のマークが植樹済みエリア

そんな姿勢が、被災地の方々の理解や多くの支援につながっています。地権者の方から「震災で生き残って良かったと、あまり思えない。でも生きていかないといけないとも思えるようになった。そのきっかけはあんたら桜ライン311なんだ」と感謝されたこともあるそうです。

桜ライン完成まで、あと6800本(3月時点)。
UAゼンセンは11月にも参加を予定しています。


椿を植樹し震災の風化防止を

「レッドカーペット・プロジェクト」

"震災を忘れない"被災土地に赤い花の絨毯を

4月18日、やぶ椿の植樹に取り組んだ25名の参加者

一般社団法人レッドカーペット・プロジェクトは岩手県陸前高田市の未利用の被災土地約1万坪を市から借り受け、市花である「やぶ椿」を植樹しています。毎年3月に椿が赤い花を咲かせ、被災土地をレッドカーペットのように赤く染めることで、「震災を忘れない」との願いが込められています。

2名1組で心を合わせ50本の椿を植樹

植樹前に活動の意義を知るため、レッドカーペット・プロジェクトの髙橋和良代表理事による椿学習や東北地方の人気キャラクター「ずんだもん」を活用した啓発動画鑑賞を行いました(QRコードから視聴可能)。

その後、参加者は植樹地へ移動し、髙橋代表の解説をふまえ2名1組となって合計50本の椿を植樹しました。

2名1組で息を合わせて作業

これまでにレッドカーペット・プロジェクト全体で2500本の椿を植樹しました。UAゼンセンが手がける植樹スペースは、波の形に椿を配置し、外に向かって放射的に植樹を進めています。この放射的な進め方は「てんでんこ」(各自ばらばらに行動することを意味する東北地方の言葉)を示していて、360度から「高台へ向かって、てんでんこに、津波から避難する」ことをイメージしています。“椿てんでんこ畑”に加え、高台には社を設置して市民や訪問者の集いの場所とする計画です。

UAゼンセンが取り組んでいる植樹地の完成予定図。緑色の4分の1丸が集まる部分は植樹済みエリア。中央の長方形スペースに市民や訪問者が集う社を設置する予定

UAゼンセンはこのスペースに計400本を植樹しました。社ゾーン到達にはあと700本が必要です。

レッドカーペット・プロジェクトへの参加は今秋も予定しています。