衣料品や靴、眼鏡などの専門店・38組合が集う専門店ユニオン連合会(SSUA)では、多店舗・少人数・広域で運動を進めるのは難しいと言われてきたなか、連合会として政治活動に取り組む意義を確認し、各組合で積極的に取り組んできました。とりわけ、田村まみ組織内参議院議員の周知活動をリードする2組合を紹介します。

気持ちを1つにして支援活動を展開  

チヨダユニオン 石井 慎吾 代議員

お客さまにスパットシューズを説明する石井慎吾さん。店舗では店長を務め、組合では代議員として活躍する

立ったままスパっと履ける『スパットシューズ』が人気を集めているシューズ専門店のチヨダ。現在、「シュープラザ」や「東京靴流通センター」「靴チヨダ」などを全国に873店舗展開し、来年創業90周年を迎える。  

閑静な住宅街に建つ「東京靴流通センター川崎宮崎店」(神奈川県川崎市)を訪ねると、店長を務める石井慎吾さんが、スパットシューズの魅力をお客さまに伝えていた。「近隣のお客さまが多く、顔なじみのお客さまも多いです」と石井さん。  

石井さんは勤続18年で8店舗を経験し、店長として8年のキャリアを持つ。シューズアドバイザー(社内資格)としても活躍し、日々お客さまの悩みに応えている。  

労働組合でも代議員として5年の経験を持ち、田村まみ組織内参議院議員の周知活動をリードしている。

東京靴流通センター川崎宮崎店

組合員は1700名で、チヨダユニオンでは全国を6地区に分け、50名の代議員が担当エリアの各店舗へ情報を伝達し、仲間の声を吸い上げている。「代議員が職場委員の役目を果たしています」と中野徳司委員長は話す。「やろう!」と皆で決めたことは団結して取り組み、支持者カードは目標の103%に達しているという。「石井さんは関東地区で1番多くカードを集約してくれた」と中野委員長は語る。  

石井さんは、店舗スタッフ6名はもとより、エリアの店舗の仲間1人ひとりに電話して、田村議員の支援を広げてきた。「皆、快く応じてくれます。長年、先輩達が政治活動に取り組み、定着したおかげ」と感謝を語る。また、エリア会議でも組合の時間を確保し、田村議員の活動を伝えているそうだ。  

昨年の定期大会で、田村議員と接した石井さんは、小売業の悩みを熟知し、現場の感覚を持って国政の場で政策実現に取り組んでいることを力強く感じたそうだ。「子供が大きくなり勤務日数を増やしたいと思っているパートタイマーの方達のためにも、田村議員には年収の壁の見直しに引き続き取り組んでほしい」「時給がアップするのは一生懸命働いた評価だと考えます。家計のために手取り額を増やせる政策の実現を期待しています」と訴える。  

SSUAでは各組合の委員長が組合の垣根を越えて店舗を回り、定着活動に努めているという。「私も支援の輪を一層広げていきます」と石井さんは意欲を込めた。

田村まみ組織内参議院議員の活動について、中野委員長から最新情報を教えてもらう様子

【田村まみ組織内参議院議員 プロフィール】
1976年生まれ。1999年、ジャスコ(現・イオンリテール)に入社。2006年組合専従(中央執行委員)に。
2019年7月の第25回参議院議員選挙(比例代表)で初当選。厚生労働委員会、予算委員会、消費者問題特別委員会などに所属。本年7月実施の第27回参議院議員選挙(比例代表)の組織内候補者として、働く仲間の声を聴きながら、政策実現にまい進中。