7月26日、UAゼンセン多様性協働局は、多様な組合員の声をUAゼンセン運動に反映させるため、初となる「パートタイマー100人集会」を開催しました。田村まみ組織内参議院議員も駆けつけ、大盛況となった本集会の内容を紹介します。

出席者を前に決意を語る田村議員

“短時間組合員の声を 政策実現につなげたい”

多様な組合員の声をUAゼンセン運動に

初開催の「パートタイマー100人集会」には、全国から86名の仲間が集まりました。
冒頭、古川大書記長は、「UAゼンセンには112万名の短時間組合員が結集している。本集会をつうじ、働く仲間相互で交流を深め、意見を交わし、仲間の輪を広げ、皆さんの活動をより一層充実させてほしい」と期待を寄せました。

みずからの行動で仲間を呼び込もう

続いて、「パートタイマーの組合活動への参画」と題して4組合の事例を共有しました。報告者はそれぞれ、現在の働き方や日ごろから実感している課題、組合活動に参加・参画したきっかけ、これからの組合活動における目標などを提起しました。
そのなかで、「今回の集会は“始まりの始まり”だと認識している。次回からはパートタイマーの仲間達みずからの企画・運営により、出番を待っている組合員の活躍の場を創っていきたい」という力強い声もありました。

“一人ひとりの声を集め、大きな変化を”

職場や生活の課題を政治の力で解決する

本集会に駆けつけた田村まみ議員は、「日ごろから全国の短時間組合員の皆さんには力強い応援をいただいています。いま、さまざまな分野で『昔だったら許されていたこと』が問題と捉えられ、見直されています。例えば、流通・サービス業の皆さんが直面する『カスタマーハラスメント』や『年収の壁』問題もその一つであり、対策強化や見直しの議論が始まっています。一番大切なことは、皆さんの声を政治に届け、さまざまな問題を解決すること。これからも皆さんと共に頑張っていきたい」と政策実現に対する決意を述べました。

田村議員は一つひとつのテーブルを回り、出席者の声にていねいに耳を傾けた

その後、出席者はテーブルごとに意見交換を実施。本意見交換には、田村議員もすべてのテーブルを順番に回り、出席者と意見を交わしました。各テーブルでは、「103万円、130万円といった『年収の壁』についてもっと分かりやすく解説してほしい」「『年収の壁』の存在によって働き方の二極化が進んでいるように感じる」「孫の子育てに利用できる『孫休暇』の創設やベビーシッターなど子供を預けられる環境の整備といった子育て支援が必要」など、実際に日常生活や組合活動のなかで出席者が実感する課題が投げかけられました。

これを受けて、田村議員は、最新の国会での議論の経過や所属する国民民主党の掲げる政策、各省庁への要請の内容などに言及。そのうえで、「いただいた声を政策実現につなげるために、全力を尽くしていきます。また、引き続き、職場の仲間の皆さんと、いろいろな課題を共有し、私に声を届けてください」と応えました。

本集会の締めくくりには、出席者全員で「まみポーズ」で集合写真を撮影。UAゼンセン初となる「パートタイマー100人集会」は盛会のうちに幕を下ろしました。

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田村まみ組織内参議院議員 プロフィール

1976年生まれ。1999年、ジャスコ(現・イオンリテール)に入社。食品スーパーのマックスバリュでデイリー部門(豆腐や納豆)ひと筋に勤める。2006年組合専従(中央執行委員)。2019年7月の第25回参議院議員選挙(比例代表)で初当選。厚生労働委員会、予算委員会、消費者問題特別委員会などに所属。2025年実施の第27回参議院議員選挙(比例代表)の組織内候補者として、働く仲間の声を聴きながら、政策実現にまい進中。