「感謝の集い」を晴れやかに開催し今後の活動へ向け、大いに語り合う
✿✿✿UAゼンセン京都府支部✿✿✿

懐かしい仲間も出席し旧交を温める

京都府支部では、活動に協力し支えてくれた皆さんを招き、UAゼンセン結成10周年を祝おうと、2月19日に「感謝の集い」を開催しました。会場の京都ブライトンホテル(仲間のホテル)には、加盟組合の役員と歴代の委員長はじめ、IKI・IKIライフクラブのメンバー、連合京都の代表者、友好議員、経営側の代表者、京都府支部に勤務していた職員など150名が集まりました。
式典は、10年の活動を写真で振り返るスライドショーでスタート。続いて、主催者を代表して師玉憲治郎支部長が挨拶を行いました。UAゼンセン結成までの統合の歴史についてふれ「各組織のDNAを受け継ぎながら新たな文化をつくってきました」と振り返り、「本日は懐かしい方も来られています。これまでの10年と次の10年について大いに語り合いましょう」と述べました。

挨拶を述べる師玉支部長

挨拶を述べる師玉支部長

その後、経営側を代表して王将フードサービスの渡邊直人社長が挨拶。渡邊社長は餃子の王将ユニオンの2代目委員長を務めた経験を持ち、組合活動で学んだことをどう経営に生かしているかについて語りました。「現場で汗を流している仲間の皆さんを最優先に考え、よろこびや痛み、苦しみに共感し手厚くケアしていくことが経営で最も大切だと思っています。コロナ禍後の厳しい状況だからこそ、労使の垣根を越えて寄り添い、共感していくことが重要」と述べ、賛同の拍手が送られました。

一層団結し活動の飛躍を誓い合う

式典は和やかなムードで進み、参加者からは「皆でお祝いができてうれしかった」「懐かしい方や、コロナ禍で会えなかった仲間と久しぶりに会えて良かった」「渡邊社長の話が印象深かった」などの声が聞かれました。
また、10周年記念「感謝の集い」の大きな目的の一つとして、京都市と首都キーウが姉妹都市の関係にあるウクライナの支援チャリティーコンサートを行いました(下項参照)。
続いて、友好地方議員が壇上に勢ぞろいし、4月の統一地方選挙へ向け決意を表明。

最後に、佐藤健運営評議会議長(さとう労組委員長)が、「賃金闘争と統一地方選挙の勝利、また今後の10年の活動へ向け一層団結していこう」と呼びかけ、力強くガンバローを三唱。活動の飛躍を誓い合いました。

戦争も原発事故もない国を願う
カテリーナさんの歌声と〝バンドゥーラ〟の音色に感動

カテリーナさん。チェルノブイリ原発から近いプリピャチ出身。36歳。原発事故を受け、生後30日のときキーウに避難。6歳からバンドゥーラを習う。19歳のときに音楽活動の拠点を日本に移す。東京都で夫と中学1年生の長男と暮らす。www.kateryna-music.jp

平和を願い歌う姿にエールの拍手を送る

京都市とウクライナの首都キーウ市は姉妹都市で、ロシア侵攻後は積極的に避難民を受け入れてきました。そうした背景もあり、京都府支部では10周年記念事業の一環としてウクライナ支援に取り組むことを決定。ウクライナの民族楽器「バンドゥーラ」奏者であるカテリーナさんの支援活動に賛同し、「感謝の集い」でチャリティーコンサートを開くことにしました。
カテリーナさんは、日本に2名しかいない「バンドゥーラ」奏者の1人で、全国で演奏活動を展開。現在は、CDの売上金の一部を利用し、現地のNPO(非営利団体)と連携して、戦地の子供や女性を支援する活動を行っています。

支援金と募金を贈呈

この日は、ウクライナ民謡や「ハナミズキ」「翼をください」「ふるさと」など7曲を披露。65本の弦で奏でる澄んだ音色と美しい歌声に涙する参加者が多くいました。「戦争も原発事故もなく、ずっと平和で青い空がありますように」と願いを込めて歌う姿に惜しみない拍手が送られました(コンサート映像をUAゼンセン会員ページ〈都道府県→京都府支部〉に掲載)。 

演奏終了後には、石田初男運営評議会副議長(星和電機労組委員長)が支援金を贈呈。さらに受付でCD販売と募金活動を実施し、CDは完売に近い状態になり、5万円もの募金が集まりました。募金はその場で贈呈しました。