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*カネボウ労連クラシエ労働組合はUAゼンセンの仲間です。
今月は心身の状態と密接につながっている頭皮に注目します。頭皮のケアとして、自宅で行うセルフヘッドスパが効果的です。自身の状態に目を向けるための小さな習慣として取り入れることで、心身の巡りを整え、日常に心地良いリズムを生み出してください。

頭皮は健康のバロメーター!
セルフヘッドスパでリフレッシュ
頭皮は顔やカラダとつながる“皮膚”の一部です。髪の毛に覆われているため、普段は意識しにくい場所ですが、血流やホルモンバランス、自律神経など、心身の状態がとても反映されやすい繊細な部位でもあります。
「いままでとは違う頭皮の違和感」を感じたら、それはもしかするとカラダからの不調のサインかもしれません。忙しさや睡眠不足、生活リズムの乱れ、食生活の偏り、ストレスなどが続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなります。その結果、皮膚のバリア機能が低下し、細胞の生まれ変わりであるターンオーバーのリズムも乱れ、頭皮環境の変化として現れることがあります。次のような頭皮の症状はありませんか。
乾燥…自律神経の乱れで皮膚のバリアが弱まり水分保持が難しくなる。
かゆみ…皮膚が敏感になり、ちょっとした刺激でもかゆみを感じやすくなる。
硬さ(こり)…血流が悪くなって筋膜が緊張し、頭皮が硬く重だるさを感じる。
ベタつき…ストレスで男性ホルモンの働きが強まり、皮脂分泌が過剰になることにより、はがれた皮膚が絡みついて取れなかったり、脂っぽい臭いが気になったりする。
それぞれ症状は異なっていても、根本にはストレスや自律神経の乱れが関わっている場合があります。
さらに、年齢を重ねることでホルモンバランスも変化します。女性ホルモンは40代ごろからゆるやかに減少し始め、揺らぎやすくなります。その結果、次のような変化が起こりやすくなります。
・髪が細くなり、ハリがなくなる
・薄毛が気になりやすくなる
・髪のツヤが落ち、うねりやすくなる
・水分保持力が低下し、乾燥しやすくなる
これらは「老化」としてネガティブにとらえるのではなく、女性として生きていくなかで自然に訪れるライフステージの変化ととらえましょう。
頭皮や毛髪の状態の小さな変化に気づき、意識を向けることは、自分のいまのコンディションを知るための大切な手がかりになります。
ヘッドスパで巡りを整える
大人女性が感じやすい「なんとなく不調」や心身のゆらぎは、自律神経の乱れ、血流低下、ホルモンバランスの変動などが背景にあり、頭皮にも大きく影響します。こうした巡りの滞りにアプローチし、心身のバランスを整えるサポートとしておすすめなのが「ヘッドスパ」です。
ヘッドスパは、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」を源流に持つケアで、「頭皮のクレンジング」「マッサージ」「髪の補修」を基本とした施術です。頭皮をほぐすマッサージは血流を促進し、冷えやこりからくる硬さをやわらげます。血行が改善されることで栄養が頭皮に届きやすくなり、毛根につながる毛細血管の巡りが良くなることで、髪の成長に必要な栄養が行き渡りやすくなります。
心地良いリズムで行われる施術は副交感神経を優位にし、ストレスで浅くなりがちな呼吸を自然に深めるように働きかけます。リラックスモードに切り替わることで過剰な皮脂分泌の指令が落ち着き、頭皮も整いやすくなります。さらに、前頭筋・側頭筋・後頭筋など頭の筋肉のこわばりをゆるめ、フェイスラインの引きしめにもつながります。
おうちで“セルフヘッドスパ”
ヘッドスパはサロンで受ける特別なケアと思われがちですが、日常のなかで取り入れるセルフケアとしても十分に役立ちます。大切なのは、強くほぐすことよりも、頭皮の巡りを意識してやさしく触れることです。
基本は、指の腹を使った頭皮マッサージ。頭皮を「動かす」イメージで、こめかみ、耳の上、後頭部など、こりを感じやすい部分に指を当て、ゆっくり円を描くようにほぐしてください。後頭部は拳をつくって第2関節でグリグリしてあげても、とても気持ちいいです。
呼吸は止めず、息を吐きながら行うと、自然と力が抜けやすくなります。入浴時は体が温まり、血流が高まっているため、セルフヘッドスパに効果的なタイミングといえます。ぜひ試してみてください。
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このようにヘッドスパは、忙しい現代人にとって「癒し」と「美容」を同時に叶えるホリスティック(ココロ・カラダ・環境など全体的)なアプローチです。頭皮や髪の健康維持はもちろん、心身のバランスを整えるリフレッシュ習慣として、無理なく定期的に取り入れることをおすすめします。

