漢方薬の研究開発や製造販売で歴史と実績のあるクラシエが運営する情報サイト「Kampoful Life(カンポフルライフ)」とのコラボレーションによって、毎日をすこやかに暮らすための漢方の知恵を紹介しています。サイト内には「カラダ」「ココロ」「キレイ」「食べる」「楽しむ」をキーワードに、ためになる情報が満載です。

*カネボウ労連クラシエ労働組合はUAゼンセンの仲間です。

春になり、分厚いコートで体型を隠すことができなくなった…、とお悩みの方へ、漢方視点で考える「体質別 気・血・水ダイエット」をご紹介します。自分に合ったダイエット法で結果を出してください。

自分の体質に合ったダイエットで
春から夏を軽やかに過ごそう

60秒診断で体質をチェック

漢方では、カラダのバランスは「気・血(けつ)・水」の3つの要素で成り立っていると考えています。気はエネルギー、血はカラダの中を流れる赤い液体(血液)、水はカラダの中を流れる血液以外の水分を指しています。この3つのバランスを整えることで、健康的なカラダになり、ダイエット効果を得やすくなることが期待できます。まずは、自分の体質をチェックしてみましょう。診断では、体質は気虚(ききょ)、気滞(きたい)、瘀血(おけつ)、血虚(けっきょ)、水滞(すいたい)、陰虚(いんきょ)の6タイプに分けられますが、あなたはどのタイプでしょう。このうち、気虚、気滞、瘀血、水滞が太りやすいタイプといわれています。さっそく、それぞれのタイプの太りやすい原因や体調を整える方法などをみていきましょう。

こちらをチェック!

気虚タイプとは、気(エネルギー)が不足しているタイプです。気が不足しているため、代謝が低下します。筋肉がつきにくく、ポチャッとしやすい体質で、むくみやすく、疲れやすい、汗っかきといった特徴がみられます。

不足した気を補い、代謝を良くしましょう。 食べる量を減らしたり、激しい運動をしたりするのは逆効果です。疲れない程度のウォーキングがおすすめです。

カラダを温め、消化の良い食事を心がけましょう。よく噛む、水分を摂りすぎないことも大切です。おすすめ食材は、とうもろこし、じゃがいも、大豆などです。

汗をかくような激しい運動やサウナは控えめに。さらに気が不足します。

気滞タイプとは、気が滞っているタイプです。 体内の気の巡りが悪いため、代謝が悪く、便秘ぎみです。ストレスで食欲が増進し、お腹が張る特徴がみられます。

汗をかくような運動をしてストレスを発散させることで、腸内や全身の気の巡りを良くしましょう。香りの良い香味野菜・果物などを食材に取り入れる、深呼吸やストレッチをして気分転換をするのもおすすめです。大声を出してみる、お風呂にゆっくり浸かるなど、日常で手軽にできる息抜き方法もおすすめします。ストレスを軽減することで暴飲暴食を防ぐ効果が期待できます。

よく噛んで、ゆっくり食事をするようにしましょう。おすすめの食材はクレソン、セロリ、みかん、グレープフルーツなどです。

辛いもの、お酒などカラダを熱くするものは控えめに。食欲が増進し、イライラしやすくなります。

瘀血タイプは、血が滞っているタイプです。 体内の血の巡りが悪いため、老廃物を排泄しにくく、カラダが冷えやすい体質です。手足の冷え・のぼせ、肩こりといった特徴がみられます。

血行を促進し、体内に溜まった老廃物をデトックスしましょう。 カラダを温める食事を意識し、相撲スクワット(ワイドスクワット)やランジなどの下半身トレーニングやヨガを試してみましょう。お風呂でゆっくりカラダを温めるのもおすすめです。

温かいスープ、スパイスを取り入れてみましょう。 おすすめ食材は、青魚、玉ねぎ、しょうが、サフランなどです。

油の多い食事、塩分は控えめに。ストレスと冷えに注意。

水滞タイプとは、水が滞っているタイプです。水分代謝が悪いため、体内に余分な水分が溜まりやすい体質です。とくに下半身が太りやすく、全身がむくみやすいといった特徴がみられます。

カラダに滞った水の巡りを良くし、余分な水分を外に排出しましょう。温かい食事を意識し、利尿作用のある食材を取り入れるとともに、ほどよく汗をかく程度の運動を心がけましょう。お風呂に浸かりじんわり汗をかいたり、むくみ解消が期待できるツボを押したりするのもおすすめです。

おすすめの食材は、小豆・あさり・鮭などです。豆のゆで汁やとうもろこし茶は利尿作用が期待できます。温かいお粥やスープもおすすめです。

冷たい飲み物の飲みすぎや生野菜の食べすぎに注意しましょう。水分は少量をこまめに摂りましょう。

肥満症改善に効果がある漢方薬

食事や運動を頑張っているのに、なかなか結果が出ない。そんなときは、体質改善に効果的な漢方薬が役立つことがあります。代表的な漢方薬を紹介します。

■大柴胡湯(だいさいことう) 

体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲にむらがある、肥満症で便秘ぎみ、ストレスを感じやすい方におすすめの漢方薬です。胃熱の原因となるストレスを緩和する作用が期待されています。また、排便を促すことにより、体内の老廃物を外に出す働きもあります。

■防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

体力中等度以下で、胃腸が弱い、下痢ぎみ、むくみがある、疲れやすい方におすすめの漢方薬です。胃腸が弱い方は、体内に水分が滞ることにより、むくみや肥満症などを引き起こします。体内の余分な水分を外に出す作用が期待され、カラダのむくみなどの症状改善にも用いられます。

■防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん) 

体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、食べすぎてしまう、にきびができやすい、便秘が気になる方におすすめの漢方薬です。おなかに溜まった便を排出させることにより、体内にこもった熱を外に排出する作用が期待されています。