「Kampoful Life(カンポフルライフ)」の人気コンテンツ「薬膳レシピ」のなかで、スーパーでそろう食材でつくる薬膳料理を紹介している槇玲(まり)先生に、いまの季節に取り入れたいレシピを紹介していただきました。

冬は「腎」の働きに影響が出る季節です。東洋医学で「腎」は、生命エネルギーそのものと考えられ、植物でいえば「種」と同じような役割をするとイメージされます。しっかり機能していれば、冷たい土中でも命がポカポカ、むくみや風邪予防にもなります。寒さで消耗しやすい「気=命」を養えば、冬を元気に過ごすことができます。黒豆は酒に漬けてから利用することで栄養の吸収を助け、カラダを温めます。山芋は冬のエネルギー源としておすすめで、胃腸の働きを助け潤いを養います。すりおろして「すいとん」にすることで消化しやすくカラダの芯から力をつけてくれます。

黒豆は「腎」の働きを高める代表的な食材です。疲労回復や老化防止に役立つだけでなく、体内の血や水分の巡りを良くし、冷えからカラダを守ります。ぜひ黒豆酒の常備を。
冬の生命力アップに
黒豆の山芋すいとん鍋


黒豆と山芋の食べ合わせは、カラダの土台を丈夫にし、体力の維持、アンチエイジング、冷えからくるむくみなどの不調の予防が期待できます。ネギと生姜がカラダを温めて巡りを促し、邪気を跳ね返し風邪予防に効果的です。
材料【4人分】
- 鶏肉(もも)1枚
- 白菜 1/4株
- ごぼう 1/2本
- きのこ 300g
<山芋すいとん>
- 山芋(長芋)正味300g
- 片栗粉 50〜100g
- 粗塩 小さじ1/2
- 長ネギ 2本
- 生姜 スライス3枚
- 昆布だし カップ5
- ゴマ油 大さじ1
<黒豆酒>
- 黒豆(乾燥)100g
- 日本酒 500ml
作り方
- 黒豆は洗って水気を切り、酒に漬けて1日以上置く
- 鶏肉は一口大にカットし粗塩小さじ1をなじませ10分置く
- ごぼう、生姜、長ネギを切り、ゴマ油で炒める。しんなりしたら昆布だしと黒豆酒の酒大さじ4と黒豆を半量、鶏肉を入れて30分ほど煮る
- 煮ている間に「山芋すいとん」をつくる。山芋(長芋)はヒゲ根をガス火で焼き、すりおろす。片栗粉と粗塩を混ぜ、スプーンですくい、3に入れて煮る。白菜、きのこも加えて煮えたら完成。
※濾した黒豆は料理に、お酒は料理酒として利用できます。

薬膳料理研究家/管理栄養士 槇玲(まり)
家庭薬膳のパイオニア。みずからも薬膳と出会い、長年悩んだ体調不良とアレルギーを食のチカラで克服した経験を持つ。


