UAゼンセンは毎年、政策・制度に関する諸課題について、「綱領」「運動の基本」「2025中期ビジョン」をふまえ、早期の実現を目ざす政策や重要度の高い政策を「重点政策」として取りまとめ、それにもとづいた要請活動を展開しています。6月18日、UAゼンセンは、国民民主党と政策懇談会を開催。古川大書記長らが「2024年度重点政策」に関する要請を行いました。
組合員の目線で 政策実現を目ざす
UAゼンセンは5月22日、第5回中央執行委員会において、本年6月から来年5月までを取り組み期間とする「2024年度UAゼンセン重点政策」を決定しました。
現在、これをふまえ、本部・部門・都道府県支部で各政策の内容ごとに関係省庁や地方自治体に対し、随時要請を実施しています。
6月18日、UAゼンセンは、川合孝典、田村まみ両組織内参議院議員の所属する国民民主党と政策懇談会を開催。「2024年度UAゼンセン重点政策」の実現へ向けた要請を実施し、具体的な政策内容に関する意見交換を行いました。
冒頭、UAゼンセンの古川書記長から、国民民主党の玉木雄一郎代表に対し、「重点政策」の冊子を手交。古川書記長は「この『重点政策』は、組合員の声を受け止めて取りまとめたもの。国民民主党の活動において、これらの声を政治の場で反映してほしい。また、より一層、UAゼンセンの政策実現へのご協力をお願いしたい」と呼びかけました。
組合員の〝声〟を国政に反映し課題解決へ!
これに対し、玉木代表は「これまでも、川合議員、田村議員を中心に、皆さんの声を実現するために取り組んできた。カスタマーハラスメント対策の強化や『年収の壁』問題の解消など、皆さんの声は、国全体で解決へ向けて取り組むべき課題だと認識している。引き続き、皆さんと連携しながら、働く者や納税者の立場での政策実現に力を尽くしていく」と応じました。
より一層の連携で 政策実現をはかる
その後、本部、製造産業・流通・総合サービス各部門の政策担当者らを交え、「2024年度重点政策」における具体的な項目に関して意見交換を行いました(意見交換を行った項目は別項参照)。
◇継続的な賃金引き上げを実現できる環境整備の推進
◇働き方に中立な社会保険制度の構築(「年収の壁」対策など)
◇安全衛生水準の向上
◇不公正な取引慣行の改善
◇国際的な公正労働基準の順守と人権尊重の推進
◇薬価・材料制度の抜本的改革
◇カスタマーハラスメント対策の推進
◇万引き犯罪防止対策の強化
◇領収書などにかかる印紙税の廃止
◇店休日(営業休日)と正月休業の法制化
◇介護従事者の処遇改善と人材確保へ向けた対策強化
◇白タク(違法タクシー)等の取り締まり強化とライドシェアの課題
◇働く者に配慮した受動喫煙防止対策の強化