「Kampoful Life(カンポフルライフ)」の人気コンテンツ「薬膳レシピ」のなかで、スーパーでそろう食材でつくる薬膳料理を紹介している槇玲(まり)先生に、いまの季節に取り入れたいレシピを紹介していただきました。

5月は万物が勢い良く成長するエネルギーに満ちた時季ですが、変化の激しい春の疲れが出やすく、「心の電池切れ」を感じてしまうこともあります。東洋医学では、5月は「血(けつ)」を補い、自律神経に関わる「肝(かん)」を労わることが大切と考えます。鶏レバーは、消耗した「血」を補い、心に安心感を与えてくれる5月の救世主。カレー粉やシナモンのスパイシーな香りを添えることで、滞りがちな「気」を動かし、五月病特有の重だるさを吹き飛ばしてくれます。仕上げに、初夏の体にこもりやすい余分な熱を逃がしてくれるきゅうりを加えましょう。

5月は新生活の疲れが出やすく、「血虚(けっきょ/血の不足)」から不安感や不眠、目の疲れを感じやすい季節です。鶏レバーは血を補い「肝」を養う力が非常に強い食材です。
ミンチとレバーのカレーそぼろ


薬膳では、春から初夏にかけては「肝」の働きが活発になり、自律神経が乱れやすい時期と考えます。血を補うレバーと、気の滞りを解消するセロリ、カレー粉、シナモンの組み合わせは、まさにこの時期の特効薬です。
材料【4人分】
- 鶏レバー 200g
(1cm角にカットし、濃いめの塩水に10分浸けてからしっかり洗う) - 豚ミンチ 150g
- エリンギ 1パック(粗みじん切り)
- セロリ 1本(1cm角にカット)
- きゅうり 1本(1cm角にカット)
- にんにく 2片(みじん切り)
- ごま油 大さじ1
<調味料>
- カレー粉 大さじ2
- シナモン 大さじ1
- みりん 大さじ1.5
- ナンプラー 小さじ1
または、しょうゆ 大さじ1.5 - 粗塩 小さじ1/2
作り方
- フライパンにごま油とにんにくを入れて炒め、きつね色になったら豚ミンチを加えて炒める
- セロリ、エリンギを加えて炒め、なじんだら下処理したレバーを加えて炒める
- 調味料をすべて加え、水分を飛ばしながら炒りつける
- 水分がなくなったら仕上げにきゅうりを入れて、サッとひと混ぜしたら完成。

薬膳料理研究家/管理栄養士 槇玲(まり)
家庭薬膳のパイオニア。みずからも薬膳と出会い、長年悩んだ体調不良とアレルギーを食のチカラで克服した経験を持つ。


