政治と聞くと、自分には無関係と感じるかもしれません。本連載は田村まみ組織内参議院議員が身近な政治のトピックスを分かりやすくお届けします。今号は、衆議院議員選挙の結果をふまえ、私達の声にもとづく政策実現の最新の動きについて紹介します。
国民民主党は、10月27日投開票の第50回衆議院議員選挙において、小選挙区で公認候補者11名、比例代表では前回選挙時の259万票から2.4倍増の617万票をいただき、17名が議席を獲得。これにより、国民民主党の衆議院議員は選挙前の7名から28名となり、大きな躍進を果たしました。
これは、UAゼンセンの仲間達はもとより、多くの国民の皆さまにご支援・ご期待をお寄せいただいた結果だと思います。しかし、その後の不始末によって、応援していただいた方々にご心配をおかけし、また、ご不信を招いたことについて、心よりお詫び申し上げます。
現在、選挙後の情勢をふまえ、「年収の壁」の一つである「103万円の壁」対策やトリガー条項の凍結解除など、国民民主党が訴え続けてきた政策の実現へ向けて、与野党での協議が前進し始めています(別項参照)。しかし、まだ政策は一つとして実現しておらず、私達はなにも獲得していません。勤労者・生活者の目線に立つ政策実現は、動き始めたばかりです。いま、一番大切なことは、ようやく動き始めた「政治」に、より一層、私達の声を届け続けることです。
私自身、11月28日召集の臨時国会を新たなスタート地点として、これまで以上に皆さんからいただいた声を国政に届け、失われた政治に対する信頼を回復しながら、一つひとつの政策実現に全力でまい進していきます。
【田村まみ組織内参議院議員 プロフィール】
1976年生まれ。1999年、ジャスコ(現・イオンリテール)に入社。食品スーパーのマックスバリュでデイリー部門(豆腐や納豆)ひと筋に勤める。2006年組合専従(中央執行委員)。2019年7月の第25回参議院議員選挙(比例代表)で初当選。厚生労働委員会、予算委員会、消費者問題特別委員会、政治倫理審査会などに所属。2025年実施の第27回参議院議員選挙(比例代表)の組織内候補者として、働く仲間の声を聴きながら、政策実現にまい進中。